食べることは生きることの源であり、心と体の発達に密接に関係しています。乳幼児期から、発達段階に応じた安全で安心できる食事と、楽しい雰囲気で食卓を囲み、旬のものを味わう豊かな食の体験を積み重ねることで、生涯にわたって健康でいきいきとした生活を送る基礎となる「食を営む力」を培います。
地産地消、野菜の栽培、郷土料理、子どものリクエストメニュー、世界の料理、クッキングなど、園ならでは取り組みの中で、子どもたちが主体的に食に関わる環境づくりに工夫を凝らしています。
食事は空腹を満たすだけでなく、人間的な信頼関係の基礎をつくる営みでもあります。楽しい雰囲気の中で食卓を囲み、豊かな食の体験を積み重ね、食を営む力の基礎を培う「食育」を実践しています。
美味しく食べるだけでなく、自ら食に関わる機会も大切にしています。
クッキングでは、安全に細心の注意を払いながら、たくさんの調理工程を順序立てて実行したり、様々な調理器具を扱ったり、量や時間に見通しを持つなど、様々な工夫と苦労を経験します。
料理が食卓に並ぶまでには、多くの人が時間と手間をかけていることも、主体的に食に関わるからこそ分かる大切な気付きです。自分たちで一生懸命作った食事は格別です!
乳幼児期は、食べたことのない食材や味が多く、噛む力や飲み込む力もまだ未熟なため、発達に応じた食事の提供が不可欠です。体の機能的な発達や、味覚の発達を丁寧に観察し、保護者の方と情報を共有しながら進めています。
食物アレルギーやハラール食の提供についても、安全で安心できる食事を提供するため、職員一同力を合わせています。